・物価が安いって、どういうこと?
・フィリピンの物価は日本と比べてどれくらい安いの?
・フィリピンでは全てが安いの?
一言で「フィリピンは物価が安い」といっても、あまりパッとしないですよね。
何がどう安くて、日本人にとってどうメリットがあるのか具体的に知りたいと思います。
この記事ではフィリピンでの生活に関わる大まかな物価感を紹介します。
物価が安いって、本当にお得です。それだけでテンション上がりますよね。
・フィリピンの物価をまとめて知りたい人
それでは、どれだけ物価が安いのか確認していきましょう!
フィリピンの物価
フィリピンでは「ペソ(PHP)」という通貨を使っています。2020年1月では以下のようなレートになっており、直近の2~3年はほとんど変わっていません。
物によっては日本と同等、もしくは高くなるものもありますが、ほぼ全てが安いといっても過言ではありません。おおよそ日本の3分の1~半分の値段で生活できます。
1円=0.46ペソ
100円=46ペソ
10,000円=4,600ペソ
円とペソを逆に表記すると、
1ペソ=2.17円
100ペソ=217円
10,000ペソ=21,700円
となります。
物価が安いということは、日本のお金の価値が高いということなので、とても大げさに言うと日本の1万円はフィリピン人にとって10万円と同じくらい価値があります。
では、このペソで何が買えるか見ていきましょう。
以下ペソはPHPと表記し、便宜上1PHP=2.2円、平均的な価格を載せます。
飲食物
水500ml | 13PHP~(約28円) |
ペプシコーラ500ml | 28PHP(約61円) |
コカコーラ1.5L | 45PHP~(約99円) |
ローカルビール350ml缶 | 35PHP~(約77円) |
バーカクテル | 140PHP~(約308円) |
高級レストラン | 500PHP〜(約1100円) |
庶民のレストラン | 50PHP〜(約110円) |
ローカルな屋台 | 20PHP~(約44円) |
ファストフード | 100PHP〜(約230円) |
スターバックスカフェ | 110PHP〜(約242円) |
ローカル有名カフェ | 90PHP~(約198円) |
袋入りスナック菓子 | 20PHP〜(約44円) |
辛ラーメン1袋 | 25PHP(約55円) |
マンゴー1㎏ | 70PHP〜(約154円) |
鶏肉100g | 14PHP〜(約31円) |
豚肉100g | 19PHP〜(約42円) |
牛肉100g | 24PHP〜(約53円) |
食料関係は総じて安いです。ほとんどが日本での3分の1以下です。
ローカル屋台やローカルレストランで200PHP(約440円)あれば、まぁまぁお腹いっぱいになります。
海外からの輸入商品は日本で買うのとあまり変わらなかったりします。
都心部で1,000PHP(約2,200円)も使えば、キレイな場所でお酒も飲めてとても豪華な料理が楽しめます。
生活用品
歯磨き粉 | 80PHP~(約176円) |
歯ブラシ | 30PHP~(約66円) |
パンテーンのシャンプー | 150PHP~(約330円) |
石鹸 | 30PHP~(約66円) |
トイレットペーパー6個 | 45PHP~(約99円) |
生理用品 | 30PHP(約66円) |
タバコ | 50PHP~(約110円) |
ドライヤー | 300PHP~(約660円) |
服 | 100PHP~(約220円) |
筆記用具 | 20PHP~(約44円) |
筆記ノート | 50PHP~(約110円) |
卓上スタンドライト | 500PHP~(約1,100円) |
腕時計の電池交換(デパート) | 300PHP(約660円) |
フィリピンは島国なので、自国で生産できる製品が少ないです。なのでほとんどが中国など海外からの輸入となり、その中でも品質の良い物では日本より高価になることが多いです。
特に紙製品は現地人にとっても高価な部類に入り、日本でおなじみのA4コピー用紙のような質のいい紙はローカルではほとんど見かけず、販売している所も限られます。
Tシャツや下着類なら100PHP(約220円)ほどから販売しているので、荷物を減らしたい人は現地調達でも問題ないでしょう。
日本の100円ショップのコスパは世界的に見ても驚異的なので、筆記用具や室内用スリッパ、綿棒、チャック付き袋やビニール袋など消耗日用品は日本で購入していくのをオススメします。
娯楽
フットマッサージ1時間 | 150PHP~(約330円) |
全身マッサージ1時間 | 250PHP~(約550円) |
床屋 | 50PHP~(約110円) |
映画 | 150PHP~(約330円) |
ダイビング日帰り旅行 | 1800PHP~(約3,960円) |
ダイビングライセンス取得 | 7000PHP~(約15,400円) |
マクタン島リゾートホテル1泊 | 6000PHP~(約13,200円) |
アイランドホッピングツアー日帰り | 1500PHP~(約3,300円) |
ボラカイ島2泊3日 | 12000PHP~(約26,400円) |
ナイトクラブ入場料 | 100PHP~(約220円) |
娯楽は日本とは比べ物にならない程安いです。
旅費は半額~同等程度ですが、それでも日本では体験できない素晴らしい旅行になるでしょう。
交通
タクシー初乗り | 40PHP~(約88円) |
バス(近距離) | 12PHP~(約26円) |
トライシクル(側車つきバイク) | 8PHP~(約18円) |
ジプニー(相乗りトラック) | 8PHP~(約18円) |
レンタカー5人乗り1日 | 1000PHP~(約2,200円) |
セブ-ボホール島間フェリー | 200PHP~(約440円) |
現地人はほとんどがトライシクルやジプニーを利用し、タクシーを使うのは観光客くらいです。
その中でもジプニー(車ごとに走行区間が決まっている)は破格の安さです。これをうまく乗り継げば、例えば車で40分程の10㎞先なら高くても20PHP(約42円)ほどで行けます。
まとめ
フィリピンの物価の安さ、いかがでしたでしょうか。
国家統計局国際労働機関によると、フィリピンの平均年収は約56万円。月収46,000円、一日当たり1500円ほど。アルバイトは時給約150円前後です。
日本の平均年収は現在約441万円、月収36万円なのでフィリピンはその約8分の1となります。
そしてフィリピンで月収18万円以上もらっているのは全体の15%、月収6~12万円前後をもらっているのは全体の30%とのことで、経済格差の激しい国でもあります。
なので日本人はフィリピンで1ヵ月約3万円あれば、家賃、食費、交通費、レジャー費など生活の全てがまかなえます。月10万円も使えばまぁまぁ裕福な暮らしができます。
旅行の場合は、飛行機代を除けば5泊6日で一人10万円使えば超満足な旅になるでしょう。
物価の安いフィリピン、ぜひ一度は遊びに行ってみてくださいね!